Works of K.D.P
機能的でメリハリを感じる研究員室兼オフィス
- 物件情報
- 建物:オフィスビルテナント
- エリア:北海道
- 状態:既存オフィステナント利用
創薬技術の開発を行う北海道大学発のバイオテクノロジーベンチャー企業、「遠友ファーマ株式会社」様の研究員室兼オフィス移転に伴う設計デザインと施工を、カエル・デザイン・プロジェクトが担当いたしました。

実験室と連結したオフィスの設計では、機能を満たすだけでなく動線を意識したゆとりのあるゾーニングでご提案。
白と明るいオーク色を基調とした色使いでシンプルにまとめながらも、ミーティングチェアの青色や要に配した黒がポイントになり引き締まった空間になりました。


具体的なご希望から徐々にブラッシュアップ
本件では初回のお打ち合わせの際から、お客様の側でも具体的な家具配置やレイアウトイメージなどをご検討くださっており、実現したい空間イメージを明確にお持ちの状況からのプランニングスタートとなりました。
シンプルさの中にも居心地の良さを感じていただけるように、木目調の家具を中心にご提案しております。
また見た目の印象だけではなく、隣の部屋への移動の際やミーティングスペース・冷蔵庫のあるスペースへの動線を支障なく確保できることも重要なご要望としていただいていたため、各種ゾーニングは具体的な動き方を一緒に想像をしながらお打ち合わせを進めていきました。
ご要望のあったレイアウトイメージをもとに、数パターンの設計をご提案。
お打合せを重ねることで、ご納得いただけるプランが完成しました。

イメージと素材の慎重な擦り合わせ
タイルカーペットのデザインには、「シンプルに抑えたいが、単調すぎないようにしたい」とご要望をいただいております。
イメージのギャップを少なくするため、お打合せの際はタイルカーペットの柄を図面に合成してご確認いただき、実際のサンプルも手にとっていただきながら打合せを進めました。
配置することになる家具とのバランスも、実際の空間での収まりをイメージいただきやすいようご提案を重ね「調和と動きを感じられるオフィス」という当初の目標に叶った選定内容とすることができました。
お悩み事として、室内に既存で配置されていた一層シンクについて何か活用が出来ないかとのご相談も。
撤去すると退去時の原状回復費用が増してしまいます。
そこで、目隠しを施しながらも少しでも収納が増えるように造作での両開き扉とカウンターが付いた棚をご提案しました。

設置後お引き渡しの際にはお客様に大変喜んでいただくことができ、嬉しく思います。
サンプルを交えた細部の擦り合わせが実を結び、造作のものを含めた家具とタイルカーペットのデザインとが全体的にバランス良く仕上がったと手ごたえを感じております。

オフィスと共に名刺もリニューアル
新たな装いとなるオフィスに合わせ、会社の名刺のリニューアルも承りました。
印象的なロゴの形とカラーを活かしたデザインで、紙質と手触りにもこだわりました。
手に取る方に、遠友ファーマ様の持つ技術力を感じていただければと考えています。

研究開発という事業の関係上、海外の方とやり取りをする機会も多いとのことで、表裏で日本語表記と英語表記を使い分けられる仕様に。
こうして、オフィスと共に気持ちを新たに歩みを進めるための名刺も完成いたしました。
カエル・デザイン・プロジェクトは、ご希望されているオフィスの移転やリニューアルイメージを実現するために、多様なデザイン経験とノウハウを活かしてお力添えいたします。
リニューアルに合わせたビジネスツール等の一新も承ることが可能です。
もしまだ具体的なイメージをお持ちでない場合にも一緒に考えた上でご提案いたします。お気軽にご相談ください。
- 遠友ファーマ株式会社
- 北海道札幌市北区北21条西11丁目 北海道大学
- [本 社] フード&メディカルイノベーション国際拠点1階HX内
- [研究室] 北キャンパス総合研究棟6号館1階
- 《 → 公式サイトはこちら 》