Works of K.D.P
静寂と温かみを両立したユニバーサルデザイン空間
- 物件情報
- 建物:オフィスビルテナント
- エリア:愛知
- 状態:スケルトン
「理研産業補聴器センター」さまの春日井支店(愛知県春日井市)新装工事を、カエル・デザイン・プロジェクトが担当いたしました。
同店は東海・北陸地方を中心に展開している補聴器の専門店で、専門医や聴覚の専門家と密に連携し、聴力測定から補聴器のフィッティング、カウンセリング、メンテナンスまで一貫してサポートしています。

ユニバーサルデザインに配慮した内装プラン
聴覚の専門店であることから、視覚的にも余計なノイズを感じさせないシンプルでナチュラルな空間を目指しています。
補聴器の調整やカウンセリングといった繊細な作業を行う環境において、利用者が集中できる落ち着いた雰囲気づくりが重要な要素と考えました。

店舗の特徴として、高齢者や車いす利用者へ配慮したデザインがあります。
ゆとりのある通路幅と接客スペースを確保しつつ、必要な機能を持たせたレイアウトを構築。トイレやカウンセリングルームへの動線は、床の貼り分けで表現して、高齢者や車いす利用者が迷うことなく目的地にたどり着けるよう配慮しました。

細長い店内形状を活かしてスタッフが全体を見渡せる家具配置とし、打ち合わせを重ねながら、使い勝手の良い動線設計をお客様と共に構築していきました。
空間に温かみをもたらす部材選び

床材に音を軽減する効果を持つタイルカーペットを採用することで、補聴器技能者が行う聞こえ判定やフィッティングなどの繊細な作業も快適に行える環境を実現しています。
カラーはシックな茶色とグレーの組み合わせですが、織りが大きく質感のある部材を選定することで、落ち着いた印象ながら温かな雰囲気作りにも役立っています。

利用者にリラックス過ごしていただくために、視覚的な遊びもプラスしています。
壁面の一部に木目のアクセントクロスを採用することで、清潔で機能的な店内に少しの柔らかさを表現することができました。
ファサードデザインによるブランド認知向上
お店を訪れた方が最初に目にすることになるファサードデザインは、同店のブランドカラーを使用した特徴的な門型フレームとなっています。今回、比較的人通りの少ない落ち着いたエリアへの移転となったため、遠方からでも店舗がよく見えるようデザインをご提案しました。

多店舗展開における新店舗では、その地域での早期の認知獲得が成功の鍵となります。
従来の店舗とは一線を画すこのファサードデザインは通行人から注目度も高く、お客様にもご評価いただくことができました。
窓ガラスには、西日対策として専用フィルムを施工し、同時に店内をあまり見せすぎないようにする配慮もしています。
美観と機能性を両立させた総合的なご提案で、完成度の高い店舗デザインとなりました。

カエル・デザイン・プロジェクトは、お客様のビジネスが必要としている特性をしっかりと理解し、多様なニーズに応える空間デザイン・設計をご提案します。
豊富な経験を持つスタッフが、プロジェクトマネージャーとして一貫して担当。お客様の理想の空間づくりに向けて、全力でサポートいたします。
店舗の移転・新設をお考えの際には、ぜひ一度ご相談ください。
あなたのビジネスを「カエル」第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
- 理研産業補聴器センター 春日井店
- 愛知県春日井市上条町3-244 さくらす春日井1階
- 《 → 公式サイトはこちら 》
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