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店舗デザイン 綺翠 -kisui Clinic

和の趣を感じる美容クリニック

工事内容
物件情報
  • 建物:商業ビルテナント
  • エリア:北海道
  • 状態:新規開業

2023年11月、札幌の繁華街すすきのに新たにオープンした新スポット「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」。
その2階にオープンする美容クリニック「綺翠 -kisui Clinic」様の新規開業に伴うブランディングと店舗のデザイン設計・施工を弊社が担当いたしました。

受付正面

 

2つのイメージを融合

最初のお打ち合わせでお客様のご要望をヒアリングし、イメージされていたのは「和モダンの雰囲気」。
さらに一番イメージに近い雰囲気として、スタイリッシュながら自然を感じるテイストで仕上げられているクリニックのサイトを参考デザインとして共有いただきました。
印象の違う2つのイメージを融合する形で、洗練されながらも和の趣を感じる雰囲気をつくり、自然も感じるようグリーンを取り入れたデザインをイメージパースでご提案しています。

イメージ 図面

また、間接照明を取り入れたいという強いご要望もあったため、イメージに近い写真などを提示いただき、弊社からもいくつか写真を提案し、その中から選んでいただく……というやり取りを重ねて打合せしながら、そのデザインが施設内の制限に支障がないかも調整していきました。

 

厳しい条件を逆手に

商業施設の一角にオープンすることから、建築基準法に加え、施設内の独自の基準も条件が厳しいため、ご希望の室数と施工面のバランスが難しく、スタッフや搬入搬出の動線と利用者の動線が極力被らないよう通路を設け、かつ室数と広さの確保を限られた面積の中で組み立てる必要がありました。

施設の「共用廊下側の店舗正面には大きく開口部を設けなければならない」という条件は美容クリニックという用途上相性が悪く、解決策として、視線を外しながらも開口率をあげるような工夫を、クリニックのイメージ表現として落とし込みました。

ファサード

目の高さではなく、あえて足元に窓を設けることで他にはない特徴的な店構えになりました。
壁の角を跨ぐように広がる流線的なデザインと扉が屋内から視線を外し、中から覗く目隠しのグリーンが、ファサードのアクセントとして視線を惹き付けます。
条件をクリアしつつイメージされている雰囲気のデザインを考えることは創意工夫が必要なポイントの一つでした。

 

ファサード(店舗正面)や受付のデザインは、進めていく中でプランが大きく変更になっています。
イメージの雰囲気を踏襲しつつ、綺翠クリニック様らしさやお客様の動きを想像しながら、良い印象を抱いていただくデザインは何かを考える日々の中でこのデザインが出来上がりました。

受付
円型サイン

今回、トータルデザインさせていただくにあたってロゴと空間の調和を図りました。
和のイメージは直線を多く取り入れることが主流ですが、美容クリニックの柔らかい雰囲気を伝えるために、曲線を取り入れながら、トーンの統一、素材のマットさ、木目などの素材感で和を表現することをお客様にプレゼンし、現在のデザインに決めていただきました。

 

用途とコンセプトに沿ったご提案を

和をコンセプトとしているため、家具の選定はナチュラルな木目をご提案いたしました。
提案の時点では、壁や天井の仕上、床の仕上、建具の仕上色が確定していましたので、全体的なバランスとして抜け感のある部分を添えるためにセレクトいただいております。

ゲスト用 各ルーム

壁や天井の仕上については、落ち着いた印象になるような濃い色をご希望でした。
選定したクロスは、美容クリニックの印象としては濃すぎるのではないか?との話もあり、同じ色味のサンプルを多数取り寄せて確認いただくなど、細部まで検討いただき決定しております。

質感と色味の選定にかなり時間を費やしましたが、ご納得いただける雰囲気が決まり、床は石を感じるフロアタイルに。
建具、受付などのオーダー什器は、アクセントとなるようクロスより濃い色を選定いただくなど、クロスが決まったことで他の色についてはご提案の内容に即決いただきました。

 

ロゴデザイン

屋号の凛とした美しい言葉の印象と、内装が“和”を取り入れたデザインになると事前にお伺いしておりましたので、それを表現した様々なロゴデザインをご提案いたしました。
お客様のイメージに近いものをお選びいただきながら、繰り返しブラッシュアップしていきます。

ロゴ案

シンボルマークは余分な部分をそぎ落としたデザインにまとめ、カラーはお客様の要望をベースに、実際にサインとして設置した場合の見え方などを考慮して決定。
丸窓や手毬のようにも見えるシンボルマークには「帯締め」や「枯山水」をイメージした線でイニシャルの「K」を表現し、リボンの飾りをあしらったロゴタイプはその流線で爽やかさと美しさを表現しています。
パース画像にサインの設置イメージを入れ、より分かりやすい資料もお作りいたしました。

サインイメージパース

 

施設要件をクリアに  “映える” クリニック

施設規制等で配慮すべきことが多くございましたが、豊富なノウハウを持つ施工管理者、協力パートナーとの連携により施工方法の調整、夜間対応を含めスムーズに工事を進められました。

サイン パウダールーム

COCONO SUSUKINOでは他にない特徴的なデザインのクリニックに仕上げられました。
多くの規制をクリアしながら、ご要望に沿ったデザインを生み出す大変やり甲斐のある案件となりました。

店舗の前を通った方には「お!」と思っていただける、どこよりも映えるクリニックになったと思います。
今回のデザインを提示した際に、すぐにお気に召していただき、完成までそのまま進めていただけたことは、何よりも嬉しく、お客様への感謝の一言につきます。

廊下

是非一度、随所にこだわった「綺翠 -kisui Clinic」へ足を運んでみてください。

 

 

カエル・デザイン・プロジェクトでは、新規開業店舗の内装デザインやロゴデザインまでのご依頼を一貫してお受けしております。
お気軽にお問合せください。

 

綺翠 -kisui Clinic
札幌市中央区南4条西4丁目1-1 ココノススキノ2F
《 公式サイトはこちら 》

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