Works of K.D.P
フィットネスエリアもある複合型リラクゼーション施設
- 物件情報
- 建物:商業ビルテナント
- エリア:東京
- 状態:改装工事
ボディコンディショニングサロンという新業態への出店をされた株式会社アルム様。
2024年6月にオープンした新宿駅直結の複合型リラクゼーション施設「BORECA」の内装工事を弊社が担当いたしました。
ヴィラスタイルのリラックス空間
最初のお打ち合わせでは地中海風の色使いで、サントリーニのような雰囲気を楽しめる空間をイメージされていました。
しかしながら既存のタイル貼りを変更することが叶わなかったため、再度お打ち合わせを重ね、お客様からいただいたご要望は、タイル貼りを活かしたヴィラスタイルのリラックス空間でした。
タイルは色・形からレンガの印象があり様々なイメージを共有させていただきながらご提案したのが、ブルックリンスタイルをベースとしたホテルライクテイストのシンプルながら洗練された空間です。
「ボディコンディショニングサロン」という用途上から落ち着いた空間になるようなインテリアでまとめるようにしています。
ビル側の規制でレンガのほか照明など残さなければいけないものが多々ありました。
残されなければならないものとの調和や位置を考えながら、新しくした部分へ目がいくようなデザインにしています。
入り口の受付は背面を濃くしサイネージを目立たせることによって、そちらに目がいくようにしました。
通路を通った先にガラスの間仕切りをつけることによってフィットネス部分にも目を引きつけるようにしています。
また、ラウンジ部分のカウンター下に間接照明とタイルを入れることによってレンガよりも目立つようにしました。
壁紙と建具の色をレンガの雰囲気に調和するスタイルにすることによって、空間全体が一体となり既存として残したものが違和感なく存在するよう工夫したデザインとなっております。
往来する人を惹きつけるエントランス
新宿の西武線への往来が頻繁にある立地条件のため、歩き急いで通りすぎる方が多くエントランスに惹きつけるものが必要と考えました。
デザイン性のある受付スペースができたことを踏まえて既存の目隠しシートを取り、ボレカのロゴデザインに合わせるように様々な植栽を飾っています。
鉢や高さを変更することによって動きを作り、往来する人々の視線を惹き付けるようにいたしました。
既存利用中の改修事例
今回は利用中のテナントを改修するという事例。 テナントは、ホテルの入った複合ビルの地下2階部分という規制が厳しくなるエリアに位置しています。
ビル側の規制をクリアしつつ、既存ビルであっても現行法に適合するように用途とレイアウトを考える必要がありました。
ご希望の部屋数、広さ、動線を考えながら法律に適合するように間仕切りや出入り口を設けることは難題ではありましたが、現地をしっかり測り適合すべき法律の考え方をビル側と確認できたことで、一度の提案でレイアウトの方向性を決めることができました。
さらに水回りも新規に設ける必要があり、給排水位置によっては大きく費用が変わることから費用面を考慮して、使い勝手の良いレイアウトを何度も専門の業者さんと打ち合わせを重ねて、図面の段階で位置をしっかり決めることができました。
既存を事務所としてご利用されながらの工事だったため、要所要所で直接お客様にご確認いただくことができ工事を順調に進めることができました。
お客様との連携、事前周知、工事内容の確定ができたことで全てにおいてスムーズに進んだと感じております。
高評価の完成度
お客様のプロジェクトメンバーが多い中、初回のレイアウトプランを全員一致で気に入っていただけたことはとても嬉しいことでした。
乗り越えなければいけない壁は多かった案件ですが、完成した空間デザインについてお客様の社内内覧会にて、トップの方に「この場所があることはビル側にとっても大きな価値のあることだ。ビル側にアピールした方がよい」と仰っていただけたことは、弊社のかけがえのない喜びです。
ボディコンディショニングサロンという新業態の内装デザインをお任せいただけたことはとても身の引き締まる思いでしたが、終始信頼していただき嬉しく思います。
カエル・デザイン・プロジェクトでは、新事業への出店、内装デザインまでのご依頼を一貫してお受けしております。
お気軽にお問合せください。
- BORECA
- 〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-30-1 B2F(西武新宿駅 地下2F) - 《 公式サイトはこちら 》