店舗や空間、Webサイトのデザインを「カエル」発想でご提供！札幌・小樽発のデザイン事務所

動きやすさを追求したアクティブウェアの販売を中心に、多数の店舗を展開するアパレルブランド「CRONOS」様。
新規オープンされた宇都宮店の新装工事を、カエル・デザイン・プロジェクトが担当いたしました。

 

ブランドとして重要な「世界観」を表現

お客様より最初にご要望いただいたのは「ブランドの世界観をしっかり表現しつつ、他店舗と一貫性を持たせたい」という点です。
「世界観」を表現するため、まずブランドが持つ力強さと洗練された印象を空間に落とし込むことを意識。
黒を基調に、石目調のマテリアルを組み合わせることで、ラグジュアリー感とストリート感を融合した世界観を目指しました。

タイルは目地を丁寧に合わせることで、より洗練された印象を演出しています。
質感と耐久性を確保しつつ、お客様が求める「高級感」と「コストバランス」を両立させました。

 

また、照明演出にもこだわり、意匠性を高める最新の照明器具を取り入れた、オリジナルデザインのハンガーラックを造作することをご提案しました。
実際にメーカーからサンプルを取り寄せ、現場での設置方法や光の見え方を検証しながら調整を行い、納得感のある仕上がりを実現しています。

 

お打合せの中で、お客様が特に重要視しておられたのが、ファサードでのブランドロゴの見え方、店内に入った際の第一印象（正面奥のアイキャッチ）です。
目指すイメージをすり合わせるため、正面からの見え方を再現した3Dパース画像をご提示しました。
外部から強く印象付ける「CRONOS」のロゴは、夜間でも視認性が高く、店舗の存在感を際立たせています。
入店後に目に飛び込む正面奥のロゴウォールはブランドの世界観を象徴しており、仕上がりにも満足いただくことができました。

立地上、通行人や前を通る車からの視認性確保がとても重要でした。
そのため、正面開口部をできるだけクリアに見せ、外部から店内奥のブランドロゴが視線誘導できるようゾーニングしています。

照明ラインやロゴの演出は既存店のフォーマットを踏襲しながら、床材・壁面に異素材を織り交ぜることで、宇都宮店ならではの個性を演出しました。
多店舗展開ブランドとしてのデザインルールを尊重しつつ、新しい要素として取り入れたデザインとなっています。

 

主役を輝かせるために、脇役のデザインにもこだわりを

陳列什器については、他店舗で使用している規格を踏まえつつ、宇都宮店ならではの独自性を持たせることを意識しています。
限られたスペースの中で効率的に商品を展示できるよう、什器の寸法や配置を細かく調整しました。

陳列台やハンガーは「CRONOS＝時間」を意識し、ポリゴンのような直線的で多角的なフォルムを採用。
さらにライン照明を組み合わせることで、先進的で近未来的な雰囲気を演出しました。
単に「商品を見せる什器」ではなく、ブランドの世界観をより引き立てるようなデザインに仕上げています。

入退店の動線と、試着室・カウンターの位置関係を整理し、回遊性を意識したレイアウトを心掛けました。
訪れた人が吟味しやすいよう、またショップとしての利便性にも配慮した内装設計でご提案しています。

 

施工中は設備配管の取り回しに制約があり、什器との干渉が課題となりましたが、現場で即時に寸法を調整することで解決しました。
さらに照明についても角度や色温度を実際に点灯確認し、その場で微調整を行うことで、仕上がりの精度を高めています。
各要素を一つ一つ丁寧に作り上げていくことで、既存店舗との統一感と新店舗ならではの個性を両立し、ブランドの世界観を強く印象付けられる店舗として完成しました。

 

 

 

カエル・デザイン・プロジェクトでは、アパレル・用品販売をはじめとして様々な業態の店舗デザインを承っております。
既存店のデザイン踏襲から、新たな視点でのご提案まで幅広く対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

CRONOS宇都宮

栃木県宇都宮市馬場通り3丁目4−7 宇都宮PEAKS 1f

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