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2026年3月30日内装工事の施工と管理に関する話題

お店やオフィスを作るときに「全ての工程を一括で頼めたら楽だけど、落とし穴はないの?」と考える人も多いのではないでしょうか。
設計・施工の発注方法について調べていくと「一括発注方式」「DB方式」といった言葉を目にするかと思います。同時に「分離発注方式」も目にするかもしれません。
この記事では「一括発注と分離発注はどう違う?」「一括で頼むと割高になるの?」という疑問なども含め、設計施工の一括発注について解説します。
目次
設計施工の一括発注方式とは?

「設計施工一括発注方式」は、設計と施工を1つの会社にまとめて発注することを指します。「DB方式(デザインビルド方式)」とも呼ばれ、そのままDesign(設計)–Build(施工)の頭文字を取っています。
逆に、設計と施工をそれぞれ別で発注することは「設計施工分離発注方式」と言います。かつてはこちらが主流でしたが、ハウスメーカーや工務店ではトラブル防止の観点などから一括発注での受注を前提とする会社が増え、近年では設計施工一括発注が多くなっています。
一括発注をする場合、依頼先は「設計施工会社」「デザイン設計事務所」「内装工務店」などです。ワンストップでサービスを提供している記載や、提携会社がいることの分かる会社に相談しましょう。
設計施工を一括で発注するメリットとデメリット

発注方法の違いによりメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴を理解して選ぶようにしましょう。
一括発注のメリット
窓口が1ヶ所という簡潔さ
相談先が分かりやすいため「こちらの業者に連絡して、決まったら別の業者にも連絡して……」という施主側のコミュニケーション負荷が減ります。
全体把握のしやすさ
スケジュール合わせや予算など、情報がまとまった状態で共有されるため全体を把握しやすくなります。全体がよく見えるということは、ミスが起きる前に気付いて対策しやすいということでもあります。
設計・施工の連携メリット
設計会社が自分たちで手配をした施工会社との連携は無駄がなくスムーズです。良い連携の結果として施工品質を上げる余地が生まれ、より良いクオリティの施工品質も期待できます。
一括発注のデメリット
依頼先の力量が問われるので会社選びは慎重に行う必要がある
一括で頼むと自身で協力業者を選べないため、どの程度の品質で仕上げてくれるのかの確認のしにくさが懸念点のひとつです。過去の実績、打合せでの対応や仕様書など書面の分かりやすさ、責任の所在やルールが明文化されているかなど、信用に足る企業かどうかの見極めがポイントになります。
分離発注との違い
分離発注は、1つひとつにかかる費用がわかりやすく、競争原理も働くためコストの透明化が図りやすいです。自分で個別に交渉することで工事全体のプランのカスタマイズが可能なので、手を入れる箇所の多い大きな工事ではなく、リフォームなど限られた種類の工事をする場合に向いています。
一方で、施主自身が発注管理やスケジューリングをしなければならないのが最大のデメリットといえます。予定を組むうえで設計施工についての理解がある程度必要とされ、設計者と施工者が違うことで業者同士の連携が取りにくいのも、トラブルを産みやすいので注意が必要です。
【2つの発注方法の特徴】
・一括発注:手間を減らせる
・分離発注:細かく管理できる
一括発注と分離発注はどちらが絶対に良い・悪いということではなく、あくまで発注方法の違いです。会社の方針や自分の都合に合わせて選んでよいもの、というのが前提にあります。どちらのメリットに重きを置くかが選択の決め手となるでしょう。
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一括発注は割高になる?
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設計施工を一括で発注すると、仲介手数料などでコストが余計にかかるのでは?と考える方も多いと思います。
答えとしては「条件によって、高くなることも安くなることもある」です。
実際、設計施工一括で受注を行う設計事務所では、仕様変更やイレギュラー対応を見込んで余裕を持たせた見積を出すことがあります。同じ仕様や別条件の組み合わせにした時など、細かく比較検証をするには相見積の取得に労力を割かねばならず、工事費の妥当性が分かりにくいというのも比較的割高に感じる要因かもしれません。
一方で、各分野の専門知識を持つ業者が連携しているからこそ業者同士で相談がしやすく、削れる部分・手を抜いてはいけない部分を正しく判別し、代替案(Value Engineering の視点)や最適化した計画を立てることが可能になります。
内容を見直すことによりコストが下がり、例えば別の部材に変更したことで見た目や品質も良くなった、という結果が得られる場合もあるのです。
また、施主自身でコスト管理や日程調整をする手間を省けるメリットを考えた時に、金額と同等かそれ以上の価値があると思える場合も少なくありません。管理の手間が省けた分、店舗開店やオフィスの引っ越しなどに必要な作業へ時間を充てられることは魅力的です。
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設計施工一括発注の注意点

1つの窓口からお任せするだけで様々な種類の工事を同時に進めてくれる一括発注は便利ですが、注意点もあります。
範囲を確認する
一括と言っても「設計から引き渡し」までが一般的な範囲です。物件探しや新規ロゴデザイン制作、オープン後の販促ツール・webサイト制作などの周辺サービスが可能なデザイン事務所もありますが、どこまでやってくれるかは会社ごとに違うため、最初に確認が必要です。
「ここまでお願いしたい」と考えていることがあれば対応してくれる会社を選ぶようにし、最初の計画段階から見積もりを依頼しておきましょう。希望を全て叶えた場合にかかる最大金額を知っておけば、あとから依頼内容を変更する時の目安になります。
追加工事が極力発生しないようにする
ヒアリングや現地調査で条件の洗い出しがしっかりできていないと、見積もりから漏れてしまうことや、想定外の工事として費用の増額や工事期間延長の申し出が業者から上がることもあります。
当然、主体となる会社がスケジュールの調整を行いますが、大きな変更・追加があると全ての工程にズレが生じるため、余計な出費がかさんでしまう可能性も。
後から変更を入れても影響の少ない工事もありますが、最初に全ての工事内容が分かっている状態にするのが無難です。
設計施工一括発注方式の動き

では実際に「一括発注方式」の場合、どういった流れになるのでしょうか。
基本は、自社の対応範囲外は各分野を専門とする協力業者へ依頼をかけて一緒に進めていきます。設計からワンストップで施工まで行うカエル・デザイン・プロジェクトをモデルに、内装工事完成までの流れを追ってみましょう。
- ①不動産選定・企画・ヒアリング
カエル・デザイン・プロジェクトには宅建士が在籍しているため、不動産屋へ行かずとも物件の検索とご紹介が可能です。
物件の絞り込み・選定ができたら、設計士がお客様へのヒアリングを元に大まかな企画を作成していきます。 - ②設計
選定した物件の現地調査を経て、設計デザインを本格的に開始します。
デザインと並行して、立地・条件面を加味しながら施工パートナーを選定。費用とスケジュールを合わせて工事プランをご提案します。 - ③施工
デザインが決定したら、費用面での折衝を経て工事に着手します。カエル・デザイン・プロジェクトでは、施工メニューにより必要となる各種工事に、条件を満たすプロフェッショナルを任命しており、スムーズな工事進行をお届けします。 - ④完工・お支払い
工事か完了したら、品質検査と各監督署の検査をしてお引き渡しとなります。
工事に掛かった費用は、お客様からカエル・デザイン・プロジェクトがお預かりして、施工に参加した協力会社へお支払いしています。 - ⑤オープン支援・サポートツール制作
店舗のオープンなどでチラシ、パンフレット、ショップカードといった販促物が必要な場合、カエル・デザイン・プロジェクトでは同時進行でデザイン制作が可能です。ホームページ、SNS投稿用バナー画像制作など、今後の運用に関わるWEB関係の制作もお任せいただけます。
まとめ
店舗・オフィスの工事は沢山の工事会社が関わることが多く、いざ自分で管理をしようとするとなかなか大変です。
知識と経験がある場合は分離発注でも問題ありませんが、個別に連絡を取ることやスケジュールの調整を自分でするのが負担になりそうであれば設計施工一括発注をオススメします。
カエル・デザイン・プロジェクトでは、一括発注方式で企画から完工までお客様の希望や悩みに沿ったオールインクルーシブで移転・新装のご計画をお手伝いしております。決まっていないことが多くても問題ありません。まずは一度ご相談ください。
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