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会社エントランスの効果的なデザインと工夫

カエルの内装建築コラム

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2025年10月20日オフィスデザインに関する話題

エントランスとは

会社のエントランスは、その会社の顔とも言えます。

初めて訪れた人の第一印象に大きな影響を与える場所の1つであり、社員にとっては毎日接する馴染みの空間です。

入居している物件の共用部はデザインの自由度が限られる場合がありますが、会社のドアをくぐった先のスペースであれば、ある程度アレンジができます。
この記事では、これから事務所を構える方や内装工事を検討している方へ、会社エントランスデザインの考え方を解説します。

会社のエントランスの定番デザイン

定番デザイン

エントランスは、会社のブランドイメージを反映させたデザインが人気です。

方向性が決めやすいこともあり、定番のデザインとなりつつあります。

「会社の顔を決める」という観点からもオススメのコンセプトですので、ぜひ取り入れてみましょう。

ロゴや会社のイメージカラーを使って統一感を出す

よく採用されるデザインとして、ロゴや会社のイメージカラーを取り入れる手法です。

エントランスにはロゴや会社名などを掲示することが一般的であり、会社の所在を示す表札として必要になりますが、ロゴのカラーをそのまま会社のイメージカラーに設定しているケースも多いため、ロゴサインを設置するだけでも印象を固めやすくなります。

さらに、光の当て方や素材選びによって、同じ色でも雰囲気を調整することが可能です。

ロゴサインの詳細については【こちら】

棚の色や壁紙の一部にイメージカラーを差し色として取り入れることで、おしゃれなアクセントになります。
イメージカラーと他の色の組み合わせも吟味してみましょう。

事業内容や会社の方針に合わせる

事業内容が分かるようなデザインや、方針として掲げているものに沿ったデザインにするのも効果的です。

例えば

  • ・大理石やガラス … 高級感
  • ・モノトーン調や寒色系 … ビジネス感
  • ・木目や明るい色 … 安心感


など、素材や色で雰囲気を作ることができます。

IT系の企業であれば、デジタルサイネージや3Dサインといった先進的な要素を盛り込むことで「テクノロジー感」を印象づけられ、事業内容の宣伝にも利用できるかもしれません。

また、配線やコンセントを目立たない場所に設けることで、よりスマートな見た目になります。

遊び心を取り入れる

社風によっては遊び心あるデザインで斬新さやインパクトを出すのも一つの手です。
一度様々なアイディアを出してみましょう。

  • 【例】
  • ・デザイン系の会社であれば、アーティスティックな壁紙を大胆に使う
  • ・飲食系であれば、食品サンプルをディスプレイする
  • ・交通関連であれば、車窓風景を表現する

など。

他にも、エントランスを待合室代わりとして利用する場合には、小さなギャラリーのように会社の歴史や商品写真を展示すると、会話のきっかけにもなります。

集まったアイディアから実現可能な案を選び、より具体的に詳細を決めていくとスムーズです。

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会社のエントランスを良くするデザインの工夫

デザインの工夫

デザインに加え「雰囲気作り」の工夫も、良いエントランスを作るコツです。

光の演出

間接照明でシックな雰囲気を出したり、特徴的なランプをアクセントとして使うなど、部分的な工夫であっても印象は大きく変わります。

明るすぎず、暗すぎない空間のバランスが大切です。

植物やグリーン

観葉植物や花などを置くと空間の物足りなさを補うことができるため、ワンポイントで置くものとしてオススメのアイテムです。

また、植物にはリラックス効果や空気清浄効果があります。心地よい印象を与えるにはフェイクグリーンでも十分に効果があるため、メンテナンスが難しい場合も取り入れやすいでしょう。

変化するディスプレイ

入社式には桜の枝、クリスマスにはツリーを飾るなど、シーズンや社内イベントごとに変化を持たせるとエントランスが華やぎます。

シンプルなエントランスに後から装飾できる小さなカウンターがあるとディスプレイしやすいため、設置を検討してみてください。

会社エントランスのポイント - 機能デザインと安全性

安全性

デザインするのは見た目だけではありません。
実務的な動きや空間の使い方もデザインに含まれます。

レイアウト

解放感のあるレイアウトを意識すると動きやすく、会社としてのゆとりも感じられるエントランスになります。
狭いスペースでも、明るい色の壁紙やシンプルな模様にするなど、工夫することで圧迫感を軽減できます。

また、あえて執務風景がガラス越しに来客から見えるレイアウトもあります。
解放感があり室内が広く見えるなどの効果があるデザインで、すりガラスのシートで一部分を隠せば意外と気になりません。

ですが、セキュリティ面で筒抜けを避けた方がいい場合もあるため、どのようにするか慎重に選びましょう。

電話やインターフォンなどの呼び鈴を置く場合は、壁掛けにするか棚が必要か、などの施工にも関わります。どのようなオペレーションにするかを先に確認しておくと良いです。

受付を設置する場合は、無人か有人かで事務作業のできるカウンターの有無も変わります。こちらに関しても会社の業務体制に合わせて検討を進めることが大切です。

動線

エントランスは来客やスタッフの動線も大事になってきます。

「受付→待合→応接室」と段階を踏むオペレーションの場合は、エントランスからの流れを意識することで、スタッフの動きの印象や業務の効率が良くなります。

前段のレイアウトと併せて考えることですが、来客を直接応接室に案内できるようエントランスを起点に通路を分けたり、パーテーションを目隠しとして使うなどすると、社員のいる場所を見せない・通さない誘導が可能です。

来訪者に気を遣わず業務に取り組めるよう、日々の動きをシミュレーションしてみましょう。

セキュリティ

万が一に備え、セキュリティ設計も欠かせません。
会社は「安全配慮義務」として、働くスタッフや来客の安全を守ることも考える必要があります。

防犯カメラをつける場合は死角にならない取り付け場所を確保しておくことや、配線のしやすさも考えておくと後から設備の強化がしやすいので安心です。

有人受付の場合は見通しの良いレイアウトにすることで、トラブルや人の動きを察知しやすくなります。また、初めての来訪者でも受付が見えやすい位置にあれば迷いにくいため、迅速な来客対応にも繋がるでしょう。

会社のエントランスデザインに迷ったときは

主な工事内容

デザインに迷ったときは、方針として「来客印象UP」や「社員満足度UP」などのゴールを決めておくと、アイディア集めや設計デザイナーとの打ち合わせがしやすくなります。

エントランスは来客を迎える場であり、社員にとっては1日の始まりの場です。

「来る人にどんな印象を与えたいか」「毎日通る社員にはどんな気持ちでいてもらいたいか」を想像しながら方向性を絞っていきましょう。

エントランスの設計をデザイン会社に依頼する時には必ずヒアリングがあるため、現在のイメージやゴールを伝えることで、オフィス全体や予算に合わせた提案を受けやすくなります。

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エントランスのデザインにこだわりのある事例

弊社で担当した事例をご紹介します。
エントランスデザインの参考までにご確認ください。

順豊エクスプレス株式会社

順豊エクスプレス株式会社

業務内容を表現した独自性のあるデザインとなったこちらの事例。
運送業であることから、道路標識などをイメージしたサインを至る所にちりばめています。

コンテナの扉を模した入口や造作した取手などは、デザイナーや職人の腕が光るデザインです。

ロゴの黒・白・赤をバランスよく組み合わせ、かっこいいエントランスを演出しました。

事例の詳細は下記からご覧ください。
→ 制作事例:順豊エクスプレス株式会社

株式会社Wiz

株式会社Wiz

こちらの事例は、コーポレートカラーと素材の特性を活かしたエントランスデザインです。

「装飾は過剰にせず、けれども普通の受付ではない、何かしら印象に残るエントランスにしたい」というお客様の要望のもと、印象的かつスッキリとしたデザインを目指しました。

ロゴのブルーを活かすように壁はグレーのクロスを用い、サインをスポットライトで照らして強調しています。

お客様手配の3Dホログラフィックファンのサインも印象的で、先進的なイメージの企業であることが分かる印象的な仕上がりとなりました。

事例の詳細は下記からご覧ください。
→ 制作事例:株式会社Wiz

まとめ

いかがでしたでしょうか。

内装デザインは会社を訪れる方にさまざまな角度からアプローチできますが、その最初の一歩としてエントランスデザインから考えるのも有効な方法のひとつです。

そこから新しいアイディアが生まれ、オフィス全体のデザインにも広がっていくかもしれません。


カエル・デザイン・プロジェクトでは、新装工事から部分的なリノベーションまで対応しております。豊富な実績を活かし、お客様の状況やご要望に沿ったご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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