店舗や空間、Webサイトのデザインを「カエル」発想でご提供!札幌・小樽発のデザイン事務所

見積・お問合せ

無人店舗の導入事例を紹介!店舗づくりの成功ポイントも解説

カエルの内装建築コラム

無人店舗の導入事例を紹介!店舗づくりの成功ポイントも解説 一覧へ

2025年7月28日店舗デザインに関する話題

無人店舗・接客システムの導入

近年、深刻な人手不足や人件費高騰によって、従来の有人店舗の運営が困難になってきています。そこで注目されているのが、無人店舗・接客システムの導入です。無人店舗であれば、設備費などにより初期投資は必要になるものの、代わりに採用コストや人件費を抑えて運営できることが期待されています。

ただし、無人店舗を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。そこで今回は、無人店舗と相性の良いビジネスや開業時のよくある課題、店舗づくりのポイントなどを、導入事例とともに紹介します。

無人店舗の導入事例

まずはカエル・デザイン・プロジェクトがサポートした、無人店舗の導入事例を2つ紹介します。

chocoZAP|24時間営業ジム

chocoZAP 矢向六丁目店

chocoZAP(チョコザップ)は、

専用アプリを活用して利用できる24時間営業の無人ジム

です。オンラインで入会し、二次元コードを発行すれば入館できます。マシンの使い方も専用アプリやYouTube動画で確認することが可能です。また、セキュリティ対策のために、AI搭載の防犯カメラを導入しています。

そんなchocoZAPの新たな試みであるアミューズメント施設の導入にあたって、サービスの導入実験店となる店舗の立ち上げをカエル・デザイン・プロジェクトがお手伝いしました。

ダーツ・ビリヤード・カラオケを導入するため、これまでのトレーニングジムとは異なる防音やゾーン設定(エリア区分)の設計対応が必要でした。

しかし、フルスケルトン状態の物件であったため、施主様にもご協力いただきながら自由度の高い設備レイアウトを実現できました。
さらに、商店街に位置することから、工事中の騒音にも配慮して施工計画を立てました。

事例詳細はこちらをご覧ください
[店舗デザイン]chocoZAP 新サービスのアミューズメント設備導入プロジェクト|chocoZAP 矢向六丁目店

パーソナルジムの内装工事については、以下の記事で詳しく解説しています。
パーソナルジムの内装工事について知りたい!費用相場から内装デザインまで徹底解説|店舗デザイン|カエルの内装建築コラム

マイゴルフレーン|無人店舗型インドアゴルフ練習場

マイゴルフレーン ブランチ博多パピヨンガーデン店

マイゴルフレーンは、AI搭載のゴルフシミュレーターを導入した、24時間365日営業のインドアゴルフ練習場です。事前予約で入店でき、専用アプリを使ってスイングやショットの分析結果を確認できます。

シミュレーションゴルフの使い方を学べる初回無料体験が用意されているため、初心者でも安心して利用できるのが特徴です。

そんなマイゴルフレーン ブランチ博多パピヨンガーデン店様の内装設計ならびに施工・管理を、カエル・デザイン・プロジェクトが担当させていただきました。

内装でこだわった点は、入居するブランチ博多パピヨンガーデンのロゴや施設の意匠が「木」をモチーフとしているため、それらと統一感を持って見えるようマテリアルを選定しました。床や各所のクロスには、ウッド調のものを使用するようにしています。

また、高天井を活かした開放的な設計により、屋外のような快適さを感じられる空間づくりを実現しています。

事例詳細はこちらをご覧ください
[店舗デザイン]ゴルフを、もっと、すぐそばに|マイゴルフレーン ブランチ博多パピヨンガーデン店

室内ゴルフ練習場の施工費用については、以下の記事で詳しく解説しています。
室内ゴルフ練習場の施工費用は?費用対効果を高めるポイントも解説!|店舗デザイン|カエルの内装建築コラム

店舗デザインのご相談受付中

内装のイメージが固まっていない方もご安心ください。
カエル・デザイン・プロジェクトなら、プロのデザイナーがお客様に最適なプランをご提案します。

まずは無料でご相談ください

無人店舗と相性の良いビジネス例

無人店舗と相性の良いビジネス例

無人店舗を成功に導くには、相性の良いビジネスを考えることが重要です。特に以下のような業種は、無人店舗との親和性が高いとされています。

  • ・コワーキングスペース
  • ・レンタルオフィス
  • ・コンビニ
  • ・書店
  • ・宿泊施設
  • ・フィットネスジム
  • ・ゴルフ練習場
  • ・セルフエステ など

これらのビジネスはフランチャイズ展開に適しているものが多いのが特徴です。

フランチャイズ展開すると販売データが集まりやすいので、マーケティングが最適化しやすいというメリットもあります。

無人店舗を開業する際のよくある3つの課題

無人店舗を開業する際のよくある3つの課題

続いて、無人店舗を開業する際に抱えがちな課題を3つ紹介します。

立地の選定が難しい

無人店舗を開業する際に、最初に直面するのが立地選びの難しさです。

無人店舗では、客層や利用頻度、ピークとなる時間帯が立地に大きく左右されます。そのため、人通りが多く、ターゲットとなるお客様や取り扱う商品に適している上、治安の良い場所を選ぶ必要があります。

また、無人店舗は24時間営業にするケースが多いですが、夜間の来客が見込めるかどうかも考える必要があります。

顧客の心理的な抵抗感

スタッフが常駐していないことに対する顧客の心理的抵抗感も、無人店舗が抱える課題のひとつです。

「何かトラブルが起きた際にどうすればよいか」「デジタル機器の操作に不安がある」などの理由から、利用をためらう方は少なくありません。

特にデジタル機器の操作に不慣れな高齢の方にとっては、利便性よりも「無人であること」への不安が上回ることがあります。

また、防犯カメラを導入していても、利用者間のトラブルなどに即時対応するのが難しいことに不安や抵抗を覚える方もいます。

きめ細かなサポートが難しい

無人店舗は有人店舗と比べて、お客様をきめ細かにサポートしきれない点も課題としてあげられます。

商品の選び方や機器の利用方法についてスタッフに相談できないため、困りごとが発生しやすく、結果として「不便」と感じられる可能性があります。

無人店舗における課題を解決する店舗づくりのポイント

無人店舗における課題を解決する店舗づくりのポイント

無人店舗の課題を解決するには、集客効果が見込める店舗づくりが欠かせません。ここでは、特に意識したいポイントを4つ解説します。

業態や地域属性に合った立地を選ぶ

無人店舗の課題を解決するには、業態や地域の属性に合う立地で開業することが重要です。ここでは、無人店舗の立地選定に関する一般的な考え方をもとに、主な検討要素を紹介します。

なお、業態や地域特性によってケースバイケースで判断する必要があるため、多面的に分析した上で立地を選びましょう。

人口密集地

無人店舗の成功は有人店舗と同様に、どれだけ多くのお客様を確保できるかにかかっています。そのため、集客効果が期待できるエリアトップ(地域内の人が多く集まるエリア)を選ぶことが重要です。

半径5km以内の商圏人口

都市圏で開業する際は、交通機関の利便性や生活導線など、複数の視点を踏まえて商圏人口を総合的に判断することが大切です。

ただし、同じ業態の無人店舗がすでに3店舗以上存在する場合、市場が飽和している可能性があるため、出店は慎重に判断すべきです。

治安が良い

無人店舗は管理の目が行き届きにくいため、治安が良く、犯罪リスクが低い立地での開業が推奨されます。

また、利用者間でのマナーの問題が起こりやすいので、特段の対策が難しい場合は繁華街や学生街などの滞留人口が極度に密集したエリアも避けたほうが無難でしょう。

公共交通機関のアクセス性

立地が不便な場所では、いくら魅力的なサービスを提供していても、なかなかお客様が集まりません。

バス停や駅から徒歩圏内にあるか、駐車場や駐輪場は十分に確保できるかなど、多角的な視点からアクセスの良さを検証し、お客様が足を運びやすい場所を選びましょう。

ターゲット層と一致した住環境

人口が多いエリアでも、ターゲット層と合わない場所では集客に苦労します。

例えば、高齢のお客様がターゲットの場合はマンション密集地よりも戸建てが多いエリアに出店するなど、ターゲット層と一致するエリアを選ぶことが大切です。

人流の程度

人口が多くても住宅地などで日中の人通りがないエリアでは、機会損失につながります。特に一見客を狙う場合、立地の人流は重要です。できれば人流調査を行い、立地を選定しましょう。

トラブル・安全性を考慮した物件を選ぶ

無人店舗を開業する物件選びでは、以下のポイントを押さえることが望ましいとされています。

高速な光回線を利用可能

見落としがちな項目が、高速通信可能な光回線が通せるかどうかです。無人店舗はデジタル機器を駆使して運営するため、光回線が使えないと通信障害や決済トラブルが起こりやすくなります。

安定した通信のためには、光回線を室内に直接引き込みできているかが重要です。建物で共有する回線や電灯線でのLAN配線、ポケットWiFiなどは避けましょう。

※一般的な1Gbpsの光回線の場合、平均300Mbps程度の通信速度となります。

オーナー/管理会社との連絡が取りやすい

ちょっとした故障やメンテナンスの際に、入所や工事許可の滞りがあると、店舗運営が止まってしまいます。

設備トラブルや契約変更などの際にすぐに連絡が取れ、柔軟に対応してくれるオーナー/管理会社の物件を選ぶのが望ましいでしょう。

視覚効果の高いロゴや看板を配置する

外観には店舗の魅力を直感的に伝える役割があります。シンプルでありながら個性があり、目を引くロゴや看板を設置しましょう。

効果的な看板は、通行人の注意を引きつけ、店舗の存在を強く印象づける重要な広告媒体として機能します。看板の設置場所や高さ、照明の工夫によって、昼夜を問わず店舗の認知度を高めることができます。

特に夜間の照明効果は、競合店との差別化を図る上で有効です。また、歩行者だけでなく車両からの視認性も考慮し、多角度からの見やすさを検討することが大切です。

さらに、ロゴやカラースキーム、ビジュアルテーマには一貫性をもたせることが重要です。
店舗デザインからもブランド認知を高めることで、利用体験の向上や顧客満足度アップの効果に留まらず、広告宣伝をした際の波及効果も期待できます。

店舗内はわかりやすい動線設計にする

店舗内の動線がわかりやすい設計にすることも大切です。

例えば、コンビニのように商品を扱う店舗であれば、商品が見やすいよう照明の明るさを調整し、魅力的に見せる什器の配置を工夫することで、売上向上につながります。

一方、フィットネスジムやゴルフ練習場などのサービス提供型の店舗であれば、利用者が快適に過ごせる空間づくりや用途に応じたエリア分けが、お客様の満足度や利用頻度に影響を与えます。

無人店舗では、スタッフによる接客がない分、内装デザインでお客様が迷わずに利用できるようにする必要があります。

わかりやすいサインや直感的に操作できる設備配置、複数店舗を展開する際の統一感のあるデザインなど、無人店舗ならではの工夫が求められます。

無人店舗の内装に関するご相談ならカエル・デザイン・プロジェクト

無人店舗の開業や改装、フランチャイズ展開をお考えなら、ぜひカエル・デザイン・プロジェクトにご相談ください。

さまざまな業態の無人型店舗に対応しており、顧客体験を重視した空間設計を実現いたします。商業施設への対応も可能です。

また、立地の選定から内装設計、サインデザインまでワンストップでご依頼いただけるのも特徴です。一貫した空間づくりのための店舗デザインマニュアルを作成するので、多店舗展開や店舗拡大・リニューアルのニーズがある企業様でもお任せいただけます。

店舗デザインのご相談受付中

内装のイメージが固まっていない方もご安心ください。
カエル・デザイン・プロジェクトなら、プロのデザイナーがお客様に最適なプランをご提案します。

まずは無料でご相談ください

CONTACTお問合せ

カエル・デザイン・プロジェクト株式会社への
ご意見・見積依頼・ご相談はお気軽にお問合せください

お問合せフォームはこちら

カエル・デザイン・プロジェクト HOMEに戻る

array(1) { [0]=> array(14) { [0]=> string(1) "1" ["id"]=> string(1) "1" [1]=> string(9) "general01" ["name"]=> string(9) "general01" [2]=> string(1) "0" ["category_id"]=> string(1) "0" [3]=> string(35) "common/templates/cta_general01.tmpl" ["url"]=> string(35) "common/templates/cta_general01.tmpl" [4]=> string(1) "1" ["view_flg"]=> string(1) "1" [5]=> string(19) "2025-06-24 23:17:36" ["edit_date"]=> string(19) "2025-06-24 23:17:36" [6]=> string(19) "2025-06-23 13:40:55" ["add_date"]=> string(19) "2025-06-23 13:40:55" } }