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ファサードをデザインする時のポイントと考え方

カエルの内装建築コラム

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2025年11月17日店舗デザインに関する話題

ファサード|お洒落な街のカフェ

ファサード」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

これは建築・設計デザイン業界の専門用語(フランス語由来)で、建物を正面から見た外観を指します。

ファサードのデザインは、企業の外観から一般住宅まで幅広く求められる要素です。

「おしゃれな外観に惹かれてお店に入ってみた」なんて経験があると、外観の影響力や重要性も理解しやすいのではないでしょうか。

本記事では、ファサードの役割からデザインする時のポイントまでを解説します。

ファサードのデザインが担う役割

ファサードのデザインが担う役割

ファサードは、その建物や店舗が何なのかを瞬間的に視覚で説明する役割を持っています。

同じ業態の店舗が並んでいても、色合いや看板などファサードのデザインが違うことでブランドの判別がつくものです。
遠くからでも「青っぽいコンビニはあれ」「オレンジっぽいコンビニはあれ」という外観の情報だけで判断できることもあります。

第一印象を左右する建物の「顔」

ファサードは建物の内部よりも先に目に入る「顔」の部分です。

エントランスも「顔」と言えますが、エントランスは「顔のパーツ・表情のアクセント」で、ファサードが「顔立ち・表情」といったところでしょうか。

来訪者に会社や店舗の個性を最初に見せる場所であるため、ほとんどの場合は建物の目的や雰囲気が分かりやすいデザインをしています。

また、ファサードデザインは信頼や親しみやすさを判断するポイントにも繋がります。

企業であれば「しっかりしてそう」「柔軟な考えを持っていそう」など顧客への満足度、住宅では「愛着がわく」「帰るたびに気分が上がる」など暮らしの満足度に影響するでしょう。

都市景観やブランドイメージ

企業や店舗のファサードは街の景観の価値に影響するため、周囲の環境と調和することも時には重要です。

例えば、日本の風情が残る景観が魅力の街に、和風な外観のおしゃれなカフェが開店するのであれば、その地域の価値が上乗せされることが期待できます。
ですが、ここにネオンが光る近未来的な外観をしたカフェが開店した場合、その地域の印象はどうなるでしょうか。

「こういう外観はダメ・合わせないとダメ」というわけではなく、「理想の外観にできる場所を選ぶ」や「その地域らしさに寄せたテイストでブランドイメージを表現する」という配慮を前提に方向性を決めるようにすると、より良いファサードを作るベースになるのです。

当然、見えない部分は自由です。

内装デザインの選択肢はファサードよりも広がるので、たくさんこだわりましょう。

また、屋外だけでなく、商業施設内のテナントの外観もファサードに含まれます。

ドアのないオープンな造りであることも多く、さらにその施設の規定範囲でデザインをするため、調和と個性のバランスが難しいところです。

限られた条件の中で他店と差別化をするのがポイントとなります。

ファサードで表現するブランディング手法「サイン・素材・照明」

ファサードで表現するブランディング手法「サイン・素材・照明」

サイン計画との一体化

店舗の場合、ファサードには店名のロゴサインを設置することが多いです。

そのため、サインの仕様とファサードのデザインを平行して考え、親和性を持たせるように意識すると独自のブランドや世界観を演出しやすくなります。

素材・色彩によるブランド表現

コーポレートカラーと同じ色の素材を使用するなど、その企業のイメージが無意識に刷り込まれるような効果を狙って素材を選定してみるのも良いです。

西洋風であれば石やレンガ、和風であれば漆喰や木をメインに使用するなど、建築物のジャンルからどんな素材が使われているかを調べてみるのも面白いかもしれません。

昼間と夜間の見え方を工夫する

光は雰囲気作りをするうえで分かりやすく印象を変えられます。

サインを内照式にする、壁の下から当てる・上から当てる、などライトアップの方法は様々です。

自然光だけの昼と、ライトアップされた夜では別の表情を見せることができるため、アクセントとして検討してみましょう。

ファサードデザインにおける留意点

ファサードデザインにおける留意点

採光・通気・防犯といった実用的要素

ファサードは道路などの開けた場所に面していることも多いため、陽の光を取り入れるために大きな窓を設けたり、ドアのないオープンな構造にしたりする場合があります。

デザインにも室内環境にも関わることから、屋外からの見た窓のサイズ・位置と、屋内への光の入り方の、どちらにも気を配りましょう。

建物内部が見えすぎるのもプライバシー保護の観点から避けたいため[3.1]、ほどよい解放感がポイントです。

メンテナンス性や耐久性を考慮

経年劣化の心配や手入れの手間には極力悩みたくない、と考えている場合、汚れが落ちやすい素材や交換が可能な素材を組み合わせることは、美観を長く保つためにも積極的に検討したい要素です。

長期的に見て費用が抑えられたり、余計な手間を省けることで業務フローが簡素になったり、管理がしやすくなる場合があります。

確認すべき規制
ファサードのデザインを考える前に、建築基準法や景観条例などの制約を確認する必要があります。

特に店舗は広告物の設置や自治体条例などによる外観の規制がある場合があるので、専門家に確認しながら計画をすすめましょう。

ドアや窓の開口部、色や素材などの指定により、デザインだけでなく機能性にも影響が出る可能性があるため、狭められた選択肢の中でいかに最適な案を出せるかがポイントです。

ファサードデザインに使える効果的アイテム

ファサードデザインに使える効果的アイテム

素材の選択ポイント

ガラス、金属、木材、タイルなど、ファサードに使える素材は様々です。

  • ◦木目調 … 温かさ
  • ◦金属 … シャープさ
  • ◦ガラス … 現代的

など、イメージに合う素材を探してみましょう。

また、企業の業態や社風によってはデジタルサイネージやウィンドウグラフィックを取り入れるのもアイディアとしておすすめです。

壁面に印象的な意匠を取り入れると、ファサードの前を通る人の視線が自然に集まります。

自然素材や植栽を取り入れる

緑は都市部のオフィスや住居でもよく取り入れられるアイテムです。

リラックス効果やアクセントになるため、より爽やかな印象にしたい場合はさりげなく入れてみましょう。

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ファサードデザインの施工事例

HERO’S スポーツカフェ&バー

HERO´S スポーツカフェ&バー

こちらは、元プロ野球選手がプロデュースしているスポーツバーです。

ファサードには様々なスポーツ選手のシルエットをミラーで貼り、前を通る人の目を惹くデザインに仕上げました。

ガラスとステンレスできらきらとした輝きが、スポーツのエネルギッシュさを感じられます。

デザインから担当したロゴサインもファサードにマッチしており、注目していただきたいポイントです。

事例の詳細は下記からご覧ください。
→ 施工事例:HERO’S スポーツカフェ&バー

メンズクリア イオンモール沖縄ライカム店

メンズクリア イオンモール沖縄ライカム店

大型ショッピングモールの中にある、こちらのテナント。
壁に大きくメッセージがデザインされたファサードが印象的です。

大理石風の壁とメッセージ周りの余白が上品さを演出しています。

天井が高いため解放感がある一方、プライバシー保護や施設側の規則もあったため、施工方法の見直しや職人との連携が重要になりました。

事例の詳細は下記からご覧ください。
→ 施工事例:メンズクリア イオンモール沖縄ライカム店

綺翠 -kisui Clinic

綺翠 -kisui Clinic

商業施設の一角にある美容クリニックのファサードです。

「和モダン」のコンセプトと施設側で定められた条件をうまく組み合わせ、流れるようなデザインで仕上げました。

窓際のグリーンが、店舗の外でも中でも目隠しを兼ねたアクセントになっています。

事例の詳細は下記からご覧ください。
→ 制作事例:綺翠 -kisui Clinic

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ファサードにこだわることは集客や暮らしの満足度にも密接に関わります。
是非、街中を歩くときは建物の外観の特徴などに目を向けて、アイディアを膨らませてみてください。

カエル・デザイン・プロジェクトでは、内装だけでなく外観のデザインもご提案します。豊富な実績を活かし、お客様の状況やご要望に沿ったご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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